こんにちは!
BYRSAMで代表のサポートをしている柴田です。
前回は「赤色」のもつ様々なパワーについてお話ししました。「ビジネスでもたくさん赤を使うぞ!」と思った皆さん。赤以外のお話もぜひ聞いてください
経営者コミュニティで営業をする時、商談を行うとき、セミナーをするとき。
戦略的に「色」を味方につけると、ビジネスはより加速します。
星や月、はたまた太陽の象徴としても使われる黄色。
古くから高貴な色とされ、「禁色」として天皇や皇太子にしか許されない色も存在しました。
陰陽五行思想では中心の色、「土」を司る色として極めて重要な位置にあり、引き寄せのパワーを持っているとされています。
今回はそんな、引き寄せで最強のパワーを持つ黄色についてのお話です。
1.どうして黄色?身の回りの黄色いものたち
身の回りにある「黄色」。
皆さんはどんなものが思い浮かぶでしょうか。
お子さんがいらっしゃる方なら、まず子ども用のレインコート、長靴、帽子、ランドセルのカバーなどなどお子さんにかかわるもの。
子どもから離れた例を挙げると、踏切の遮断機、工事現場のヘルメットなどでしょうか。
いま挙げた例で勘づいた方もおられるかもしれませんが、ズバリ!黄色のパワーは「安全」です。
あらゆる色の中で一番目を引くのは赤色!とは前回お伝えしたばかりですが、それは近い距離でのお話。
暗い背景で、しかも遠くから一番目立つのは黄色なのです。
遮断機は言うまでもなく黄色と黒の組み合わせですが、レインコートが活躍する雨の日は視界が煙って暗くなりますし、アスファルトは濡れると黒っぽくなりますよね。
ではなぜ黄色と黒の組み合わせは目立つのでしょう。
それは色の特徴として、黄色が飛び出して見えるのに対し黒は引っ込んで見えるためです。
黄色が目立つのは分かったけど、それだけが安全の理由?と思ったら大間違い。
実は「黄色」、白の次に熱を持ちにくいのです。
JAFが車の表面温度を測った実験では、最も熱を持ちやすい黒い車と比べて黄色い車の方が約20℃も低かったと検証されています。
工事現場のヘルメットは頭を熱から守るだけでなく、熱中症対策としても有効なのです!
ただ、それはそれとして水分補給はしっかりしてくださいね!
2.黄色が好きな人ってこんな人
一般的に黄色は「子供が好む色」です。
赤色のときにもお話ししましたが、乳児・幼児は青色を見る器官が未発達なため、黄色、ピンク、赤、白などの色を好みます。
生後2〜3ヶ月は赤、黄、緑。
生後4ヶ月ほどで赤、黄、緑、青がぼんやりわかるようになり、
生後6ヶ月くらいから大人と同じ色彩を見分ける力がつきます。
そんな赤ちゃんに大人気な黄色。
楽しいイメージを作る色で、特に新しいものが好きな相手に効果的な色です。
黄色を好む人は、知的で上昇意欲が強く、新しいものや変わったものが大好きです。
好奇心や研究心も旺盛で、色々なものに挑戦する姿勢を持っています。グループでは中心人物であることが多く、ユーモアのある性格の人も多く、人を笑わせる資質が高いです。
ビジネスに対してもアイディアが豊富で起業家としてのセンスもあります。
新しい物好きなので新しいものを提案すると興味を持ってくれやすい傍ら、気まぐれなところもあるので注意も必要です。
また、人間が肌でも色を見ているとは赤色の回で説明したとおりで、黄色い服を着るとコミュニケーションが円滑になるという実験もありました。黄色は心の悩みにアプローチする色とされ、精神を安定させたり、「はにかみ」を減少させる効果があるようです。
3.引き寄せのカラー?陰陽五行説における黄色
中国では、万物が陰と陽、五行で成立していると考えられてきました。
陰は夜や月、陽は昼や太陽 といった相反する性質を働かせ、世界の秩序を保っています。
一方、五行とは木・火・土・金・水の5つの元素を指します。人間を含む森羅万象が、この5つで構成されていると言うのが、中国での考えです。
これらの5つの元素は四季や方位とも結び付けられており、黄色は物事の中心を意味する「土」を司ります。
そして、方角を司る玄武・青龍・朱雀・白虎の四神を統べるのが、黄色=土を司る黄龍です。そのため、黄色は安定の色とでもあります。
また、黄色は引力のエネルギーを持ち、お金やご縁を引き寄せてくれます。中国では、夢や目標を実現させるために黄色を身につけます。
赤が決断の色ならば、黄色は実現の色なのです。
4.まとめとオマケの話
今回も黄色のパワーについてまとめておきましょう。
【効果】 | 【印象】 |
引き寄せ | 楽しい |
安全 | 好奇心構成 |
子供に好かれる | ユーモアがある |
遮熱 | |
円滑なコミュニケーション |
冒頭にお話しした「禁色」について触れられなかったので、オマケの話として書いておきます。
古代に「禁色」とされていた色はいくつかあるのですが、中でも黄色は特別で、「黄櫨染」は天皇だけ「黄丹」は皇太子だけと決められています。
近世では「絶対禁色」と呼ばれることもあるこの2色は、現代でも天皇、皇太子の袍にしか許されない色です。
ちなみに「黄櫨染」、ヤマハゼという樹木の樹皮とスオウという樹木の心材で染めた色なのですが、熟練の染師でも毎回同じ色に染め上げるのが難しく、歴代天皇で微妙に濃さが違うそうです。
ちなみにこういったイメージから日本や中国などでは好かれる黄色ですが、キリスト教圏ではあまり人気のない色だそうです。
ただ、それもずっと昔からではなく、古代ローマ時代までは高貴な色でした。
黄色のイメージが悪くなったのは、中世ヨーロッパ時代のこと。
絵画でイエスを裏切った使徒ユダのイメージ・カラーとして扱われるようになったのがきっかけです。
中世キリスト教美術では、ユダは黄色の服を着て描かれ、これが徐々に黄色が裏切りや不誠実さを象徴する色として定着するきっかけになりました。
おそらく、黄色が最も目立つ色だからユダを区別するために使われたのかもしれません。
やがて、ユダヤ教徒を区別するために、黄色の帽子や布を着用させるようになります。遠くからよく目立つ色であるから、「裏切りの色」「異教徒であるユダヤ教徒の色」として社会的に忌避されるようになりました。
このように宗教的な理由から、黄色はキリスト教社会で「忌むべき他者」や「裏切り」を象徴する色として位置付けられてしまったのです。
黄色がポジティブな色に返り咲いたのは近年のこと。
イギリスの画家であり「光の魔術師」と呼ばれたウィリアム・ターナーの絵画が、大きな影響を与えているそうです。淡い黄色の光が、和やかな気持ちにさせてくれ、それ以降の画家たちも黄色を多用したことでポジティブな色として再評価されるようになりました。
いかがでしたでしょうか?
BYRSAMの黄色のスカーフは、抜群の引き寄せ力があります。
もしビジネス交流会、倫理法人会や青年会議所など経営者のビジネス・コミュニティに所属していたら、ぜひ【黄金のミツバチ】を身につけて行ってくださいね!