緑は歴史的に見て比較的新しい色です。青信号、青菜などの言葉からもわかるように、かつては青と同一視されていました。
古来の日本語では赤・青・白・黒の4色しかなく、緑は青に含まれていました。
色名としての「緑」は平安時代末期〜鎌倉時代初期(1100年〜1200年)ごろとされています。ちょうど、『鎌倉殿の13人』の時代ですね。
そんな緑は心を穏やかにしてくれる色。今回は、緑の効果についてお話ししていきたいと思います!
1.どうして緑色?身の回りの緑なものたち
身の回りにある緑色、どんなものが思い浮かびますか?
お部屋に観葉植物があるなぁと思った人もいるでしょう。学生さんなら黒板って緑だなぁと思ったり、社会人の方なら我が社のイメージカラーが緑だぞ!という方がいたりしますでしょう。
そんな緑は調和を図る色。
相手を穏やかにする効果が期待できる上に、本当に「目に優しい」のです!
人間の目には赤を見る器官、緑を見る器官、青を見る器官があり、その組み合わせで色を判別しています。
緑はもちろん緑を見る器官がメインになりますが、赤を見る器官、青を見る器官とも重なる部分があるので、身体にかかる負担が少なくなるのです。
例に挙げた黒板は、昭和初期は実際に黒だったものの、「目に優しい」という理由から深緑色に変更されました。
以前に、赤色の回で色と筋緊張のお話もしましたよね。赤は緊張する色、では緑はというと、逆に弛緩させる色になります。
休憩室などリラックスさせることを目的とする場所にはぜひ緑を置いてみてください。
ただし、使いすぎると冷たい印象を与えてしまうので注意が必要です……。
2.緑が好きな人ってこんな人
緑色は先ほどもお話ししたとおりリラックス効果がある、つまりは「癒しの色」です。
そんな緑が好きな人は、社会性が強く真面目な人。
平和主義者で人と争うことを好まない。
人よりも自然や動物が好きで、田舎暮らしに憧れる人も多い。
礼儀正しく裏表がない性格。
好奇心は強いものの自ら積極的に何かを企画するよりは誰かの企画に乗っかりたいタイプ。
誠実な説得に弱い面があるので、積極的にアプローチすると動いてくれやすいです。
3.まとめとオマケの話
効果 | 印象 |
相手を穏やかにする | 真面目 |
目に優しい | 癒される |
リラックス | 心が穏やかに見える |
緑=自然のもの=癒しという固定観念から、実際に緑色は癒しの働きをします。
効果的に緑を取り入れて、健康のためにもストレスの少ない日常を目指しましょう!
実際に緑を置いてもいいかもしれませんね。
そしてここでひとつオマケの話。
緑は資金調達の色ってご存知でしょうか。資金が必要なところに注意が向く色で、緑を見ているだけでお金が集まりやすくなるとか……!?
日々は緑、大きな商談のときは黄色など使い分けがおすすめです。
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